日付
2026.04.06
概要
データシートの「絞り込み」機能で 除外系の条件(次と等しくない・次を含まない・≠)を使用する場合、値が空白(null)のレコードも一緒に除外されてしまう仕様があります。
意図せずデータが表示されなくなるケースがあるため、除外条件を設定する際は 「空白」条件を追加する 必要があります。
「絞り込み」操作で意図しない実行結果になる場合には、条件ごとに操作を分けていただくことが有効です
対象となる絞り込み条件
条件 | 説明 |
次と等しくない(≠) | 指定した値と一致しないレコードを表示 |
次を含まない | 指定した文字列を含まないレコードを表示 |
発生する事象
例えば「ステータス」列に以下のデータがあるとします。
行 | ステータス |
1 | 完了 |
2 | 進行中 |
3 | (空白) |
4 | 完了 |
5 | (空白) |
❌ 除外条件のみの場合
絞り込み条件:ステータス ≠ 完了
表示されるデータ | ステータス |
行2 | 進行中 |
行3・行5(空白のレコード)も除外されてしまいます。
空白(null)は「完了」と等しくないにもかかわらず、除外条件では null 値も対象外として扱われます。
✅ 「空白」条件を追加した場合
絞り込み条件:ステータス ≠ 完了
またはステータスが空白
表示されるデータ | ステータス |
行2 | 進行中 |
行3 | (空白) |
行5 | (空白) |
空白のレコードも正しく表示されるようになります。
対処方法
手順
- データシートの 「絞り込み」 を開く
- 除外条件(
次と等しくない/次を含まない/≠)を設定する - 条件グループの結合を「または(OR)」に変更する
- 追加の条件として 「空白」 を選択する
ポイント: 除外条件と「空白」条件は 「または(OR)」 で結合してください。「かつ(AND)」で結合すると正しく動作しません。
なぜこの動作になるのか
データベースにおいて null(空白) は「値が存在しない」状態を表します。≠(等しくない)などの比較演算では、null は どの値とも比較できないため、条件の評価結果が「不明(unknown)」となり、結果としてフィルタから除外されます。
これはデータ統一クラウド固有の仕様ではなく、SQL や多くのデータベース製品に共通する標準的な動作です。
まとめ
やりたいこと | 設定する条件 |
特定の値を除外し、空白も表示したい | ≠ 〇〇 または 空白 |
特定の文字列を含まないレコードを表示し、空白も表示したい | 次を含まない 〇〇 または 空白 |
除外条件を使うときは、必ず「空白」を OR 条件で追加する — これを覚えておけば、意図しないデータの非表示を防ぐことができます。